2006-10-26 村瀬 学2006 miscellaneous 『自閉症』ちくま新書. 第2章「自閉症以前の問題」における序数と順序についての考察は、くどいし回りくどいが、納得がいく。ここが著者の力こぶの入れどころなのだろう。 論点は、秩序の経験的あり様を、時間的次元においてとらえたうえで、自閉症児(のみならず私たち自身の)の「こだわり」へと向かうというもの。 以前、ある授業にてこうした論点を空間認識について扱ったことがあったけど、いろいろと敷衍できそうな予感。