2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

大統領ジェファソンの子どもたち

Y染色体による生物学的な家系と社会的家族をめぐってのお話。そしてそこに外挿されついてまわる人種をめぐるお話。大統領ジェファソンの子どもたち作者: シャノンラニア,Jane Feldman,Shannon Lanier,ジェーンフェルドマン,千葉茂樹出版社/メーカー: 晶文社…

労役

自分の仕事も進んでいないのに、他の人の論文の検討に一日使う。いぜんに指摘した修正ポイントに対して、小手先の対処しかなされていないし、そのせいか、全体の論点もかえってぼやけている。もちろん時間がないなかで、複数人の要求に対処した産物なのかも…

Zack, N., 2002

少し時間ができた(と言っていいのか、どうなのかわからないけど)ので、届いていながらも未読の参考文献にいちおう目を通しておく。 Zack, N., 2002, Philosophy of Science and Race, Routledge. 100頁あまりのコンパクトな書ゆえ、意外とあっさりと読める…

新しい本

斎藤成也, 2007『ゲノム進化学入門』共立出版. 年末年始にざくっと読んでおいたもの(しかし第11・12章についてはほぼ死亡しておりました)を、もう一度引っ張り出す。問題が、ふるーい文献(リプリー対ボアズ)からきちんとつながっていることを再確認でき…

ほこりにまみれて

ほこりっぽくなった論文コピーや、めくると破れ(というよりパリパリ割れ)そうな書籍を、残りの時間配分を数えながら、あいかわらず繰っている。ホコリっぽくもないしめくっても破れない文献が掲載されている某ブログがうらやましくも感じる(もちろん、役…

Appiah, K. A., 1996

Appiah, K. A., 1996, "Race, culture, identity," in Appiah, K. A. & Gutmann, A., Color Conscious: The Political Morality of Race, Princeton U. P., pp. 30-105. あいかわらず、文献の読み直しに手間どっているが、上記の文献は、Elliott Soberによる…