2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

"Darwin & Progress"

By Robert J. Richards, Reply by Richard C. Lewontin. in The New York Review of Books, 52(20). 同紙に掲載されたルウォンティンによる書評への論点提示と、ルウォンティンによる応答。 http://www.nybooks.com/articles/18570ちなみにルウォンティンに…

Ian Hacking 2001

"Degeneracy, Criminal Behavior, and Looping," in Wasserman, D. and R. Wachbroit (eds.) Genetics and Criminal Behavior, Cambridge U. P., pp. 141-167. まずこの論文では、「犯罪的行動」概念の対象と、その帰属(「所有権」)が整理される。犯罪行為…

Bionics(バイオニクス)2005年12月号.

なるものが、届く。「創刊一周年!」なのだと。それはそれは、おめでとうございます。 さて今月号のSpecial Issueはというと、 遺伝子治療はどこまで可能か (1)ウィルスベクターを利用した遺伝子治療(小澤敬也) (2)新しい遺伝子治療用ベクターとしてのヒト…

Anti Bush Sticker

バンパー用のステッカーで、5枚で$9.50(送料込み)だと。色々ヴァージョンがあるが、残念ながら、どれもさえない。 http://www.antibushbumperstickers.com/

Ben Harper 2003

不毛な仕事が、13時間して終わった。僕は印刷屋なのかっ! とぼやきたくなる。 こんな時はベン・ハーパーのヒロヒロ・ボイス。"She's Only Happy in the Sun"。 アルバム全体としては余り気に入っていない。というか、年を追うごとに悪くなっている。 無理し…

校正者

某誌の校正原稿が届く。 今回の原稿はいくぶん丁寧にチェックしておいたせいか、校正者は誤字脱字の指摘はほとんどしてこなかった。ただその代わり、かなり突っ込んだ指摘が目につく。なかなかのくせ者と見た(というか僕がそのあたりに無知な文章を書いてき…

Social Problems, Vol. 52, No. 4

特集はLanguage, Interaction, and Social Problemsとなっている。おもに会話分析者による分析群と社会問題の構築主義に属して物語とレトリックの分析を行う群が、すみわけるような感じの特集となっている。 目次は、というと、 Don H. Zimmerman, "Introduc…

細野晴臣・北中正和(編)2005

『細野晴臣インタビュー:The Endless Talking』平凡社ライブラリー. ライブラリー版にて復刻。こっちは楽しい読書です。

金森 修2005

『遺伝子改造』勁草書房. 『現代思想』に掲載されたここ5、6年ほどの論文を主とした論文集。とりあえず第8章「参考資料--健康という名の規範」のみを一読(ちなみにこれは『科学哲学』に掲載されたもの)。 健康を複数の規範を設定できることとみる論点が設…

おもいっきり生電話

実習の5回目の授業。そろそろ対面的相互行為の細部に注意してもらおうと思って、おもいっきり生電話のビデオを受講生さんたちと見ることにした。 おもに言葉のやり取りのかたちに注目してもらったのだけれど、受講生たちは意外にもシンプルに重要な点を指摘…

Jeff Coulter 1991

The Grammar of Schizophrenia, in W. F. Flack, D. Miller, and M. Weimer(eds.) What is Schizophrenia?, Springer-Verlag, pp. 161-71.Ian Hacking 1999 "Madness: Biological or Constructed?" in Social Construction of What?(Harvard U. P. )の寄り…

物色中

千葉則夫2003『W. E. B. デュボイス--人種平等獲得のための戦い』近代文芸社. デュボイスのものについては『黒人の魂』とDusk of Dawnしか読んではいない。そんななか立ち読み中に見つけた本。基本的には生い立ちと変遷を描いた伝記と言えそう。ドイツ留学中…