遅まきながら

  • Schegloff, E. A., "A tutorial on membership categorization," Journal of Pragmatics, 39, 462-82.

読んでみました。
チュートリアルということを強調しているせいか、文章がめずらしく読みやすい。内容についてもとくに言うべきことはない感じ。解説しようとすればこうした手順になるというのも理解できる。ただし、"Initial investigation~"を逆から読めという指摘には、はっとさせられた。
気になった点。後半になって「トークと相互行為」という強調が出てきて、それが想像するにサックスの分析の厳密さと結びつけられているように思われるところ(477頁)。ここをどう考えるべきかは、ずーと前からの課題。