新聞を読む

Bidil関連の新聞記事(New York Times)をいくつか読んでみた。
以下は、そのなかの2004年11月14日のNicholas Wadeによる記事("Race-Based Medicine Continued...")からの抜粋。

人種に生物学的基盤はあるのだろうか? 社会科学者らが論じているようにもし基盤がないのだとすれば、バイディルのようなクスリがどうしてひとつの人種に良く効くということがありえるのだろうか。

とまあ、つねにこの薬剤についての議論は、人種が(生物学的に・客観的に)実在するのか否か問題という枠組で捉えられてしまう。けれども、こうした「ない-ある」論争以前に、こうした効果がどのような意味において存在するといいうるのかに、その調査手続きなどを含めて、注意すべきだと思う(あと10日)。