Marks, J., 2002=2004

  • Marks, J., 2002, What it means to be 98% chimpanzee, University of California Press. =2004, 長野敬ほか訳『98%チンバンジー青土社.

ヒトゲノム多様性計画への批判の第一人者と思われる人の議論も読んでみた。対立は、概念的問題・科学観の問題であることは明らかである。彼のような批判は重要なものだろう。けれど、理論的選好や常識的カテゴリーが介在していることでもってただちに客観的ではないといってしまうとき、客観性とはなにかについての重要なポイントが見落とされてしまうと思う(この点は、セーゲルストローレさんの議論で明確にされている)。

98%チンパンジー―分子人類学から見た現代遺伝学

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社会生物学論争史〈1〉―誰もが真理を擁護していた

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社会生物学論争史〈2〉―誰もが真理を擁護していた

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