Cruelty to children

原稿執筆上、"cruelty to children"の日本語定訳を知りたくなり、近所の図書館に。いろいろ借りてくる。
と、目の前の吉野家に「牛丼」のノボリが。牛丼祭りだそうである。久しぶりに大盛りを、紅生姜をたっぷりかけて食してくる。割引券までもらえた。
しかし肝心の定訳は不明。大ざっぱに言えば、「児童重労働」などとかかわりのある訳語があってしかるべきなのだけど、しかしたとえばシンディー・L・ミラー=ペリン他『子ども虐待問題の理論と研究』(明石書店)では、

「子ども虐待防止協会(Society for the Prevention of Cruelty to Children: SPCC)」

とある(28頁)。
これなどは、今日の虐待と同じものとみなしているわけで、翻訳のあり方について考えさせられた。と思いきや、同書をパラパラみていたら、冒頭にこんな文句が。

子ども時代というものについて、われわれは最近やっと目を向け始めたばかりであるが、その歴史は悪夢である。歴史をさかのぼればさかのぼるほど、子どもに対するケアのレベルは低く、子どもは殺され、見捨てられ、殴打され、恐怖におとしめられ、性的に虐待されていた(deMause, 1974, p.1)。

というわけで認識を改められる。翻訳がどうこうではない、翻訳はある意味で正しいのだ、と。
ALONE TOGETHER


ちなみにここ最近のカーステでは、これ→