Zack, N., 2002

少し時間ができた(と言っていいのか、どうなのかわからないけど)ので、届いていながらも未読の参考文献にいちおう目を通しておく。

  • Zack, N., 2002, Philosophy of Science and Race, Routledge.

100頁あまりのコンパクトな書ゆえ、意外とあっさりと読める。著者は、Race and Mixed Race (Temple U. P., 1993年)で有名な方。個別の分析は粗いし、資料についての読み込みもあまり詳細ではない。そのかわり、射程は広い、問題意識も明確で納得がいく、というのが印象です。

Philosophy of Science and Race

Philosophy of Science and Race

僕の手もとにあるバージョンは、淡いグレーの表紙。上のようなモンドリアン風のきれいな表紙だったら、さぞかし大切に読んだはずなのですが.......。