Koenig, B. A. et al.
- Koenig, B. A., Lee, S. S., and Richardson, S. S., eds., 2008, Revisiting Race in a Genomic Age, Rutgers University Press.
たぶん一年前ほどに予約していた論文集が一昨日届いた。この書を参照したかった仕事の方は、もう一区切りついてしまった。だからこの書を読んだからといってどうこうできるわけではない。
おそらく読むべきだったのは、Jenney Reardonによる"Race without salvation: Beyond the science/society divede"だろう。
この論文は、タイトルからするとおそらく、人種についての科学的概念と社会(学)的概念の既存の二項対立を問題視するものだろう。こうした二項対立は、遺伝学的人種概念に依拠しながら明示的に、あるいは繁殖集団概念に依拠しながら暗黙裏に、人種の科学的研究を存続させている。そういったわけでこの二項対立が問題になるわけだ。
とはいえ以上は、想像にすぎない。今月は正直なところ、人生史上一番といっていいほどあわただしい。12月に読むことにする。
Revisiting Race in a Genomic Age (Studies in Medical Anthropology)
- 作者: Barbara A. Koenig,Sandra Soo-jin Lee,Sarah S. Richardson
- 出版社/メーカー: Rutgers Univ Pr
- 発売日: 2008/08/30
- メディア: ペーパーバック
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