おもいっきり生電話

実習の5回目の授業。そろそろ対面的相互行為の細部に注意してもらおうと思って、おもいっきり生電話のビデオを受講生さんたちと見ることにした。
おもに言葉のやり取りのかたちに注目してもらったのだけれど、受講生たちは意外にもシンプルに重要な点を指摘してくれた。割り込み、同時の発話が生じやすい点、相づちの入り方、笑いの入り方、はたまた相談というやり取りの全体構造などなど。
予定ではこの後に順番取りシステムの「お勉強」と考えていたのだけれど、その内容がこうした受講生の指摘から自然に導き出せたことはとても意外だった。
他方、むしろ抽象的に考える志向のある受講生のほうが苦労していたようだ。この-やりとり-から-言えるを言うということがむずかしいのだろうか。