Laura Otis 1994
Organic Memory, University of Nebraska Press.
有機体の記憶ということで「記憶説」を扱った書物。著者は文学専攻。第1章はとても明晰だが、第2章以下は、既存の記述のフォローにとどまっているような感じ。よって第1章のみメモ。
「記憶説」について、(1)対象と(2)理論的射程、(3)言説の各レベルにおいて、捉える方針および概要が示されている。それによると記憶説は、(1)については種と個体を媒介する具体的身体への定位で、(2)についてはアイデンティティへの問い、(3)については実証的科学化、と捉えられるという。
- 作者: Laura Otis
- 出版社/メーカー: Univ of Nebraska Pr
- 発売日: 1994/11/01
- メディア: ハードカバー
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