2005-01-01から1年間の記事一覧

生物学史関係

中村禎理さんのものがいくつか届いた。いずれもすでに読んでいてしかるべきはずだ。だけれども、恥ずかしながら今頃、なのです。 まず1967→1997『日本のルィセンコ論争』みすず書房. 題名の通り、主題は日本のマルクス主義科学論争史。ルイセンコ関係の細部…

好物

のパンである。昼飯用に、毎土曜の午前に買ってくる。 今日はローストビーフのサンドウィッチとチーズパン。このチーズが良いのだが、どうやらエメンタールとグリュイエールらしい。 学期中は毎週バテバテ。授業準備に毎回手間取っている。そんなわけで、土…

他人に話しかける

調査実習の授業(3回目)の中で、受講者に見知らぬ他人に話しかけさせ、その状況と判断、方法、感想を報告してもらった。 いつのまにか延々と散歩につきあわされてしまったり、バナナを買わざるをえない羽目になったり、調査インタビューのようになったり、…

『ポケット六法(平成18年度版)』有斐閣.

ありがとうございます。新しいことはいいことですね。

Jeff Coulter 1995

"Conceptual Transformations," Sociological Theory, 13, pp. 163~177. が届いた。のだけれど、また後で。

Sacks1992

"The MIR Membership Categorization Device," in Lectures on Conversation, Vol. 1, Blackwell. 相変わらず重要な箇所だが、部分訳をしてみた。 サックスがのちにPn2型と呼ぶ、万遍なく母集団を分類可能なカテゴリーの話と、(身も知らずの者どうしの)会…

『新・国際社会学』

梶田孝道(編)『新・国際社会学』(名古屋大学出版会, 2005年)をお送りいただいた(どうもありがとうございます)。 ざっと見たところ、旧版に対して内容と執筆陣が一新されている。ナショナリズムよりも人口移動に比重を移したという印象をもった。またト…

某誌

論文での書誌データ挙示法をうっかりしていた。そのため編集事務の方のお手を煩わせることに。 感謝しております。

Arto Lindsay 2005

Salt plus Two。長らく買いそびれていたのを、日本版で買ってみた。 日本版ボーナストラックの"The Rare"に惹かれた。時代も志向も大きく異なりつつも、ルー・リードの"New York Telephone Conversation" in Transformer(1972年)を思い浮かべてしまった。…

"Babylon Sisters Shake It!"

針交換をさぼっていて、持ってるLPは聞けずじまい。交換すればよいものの、そうはせずiTMSでサンプルをポチポチ聞く今日この頃。 しかし今日は試しに買ってみた。Steely DanのGauchoである。Babylon Sistersである。"Shake It!"である。何とも無意味な歌詞が…

ランチョンセミナー

なるものに参加した。 満員の大会場、講師の医学部の先生が妊婦の糖尿病の成立機序について語るなか、スポンサーの製薬会社からいただいた(←タダである)お弁当を黙々とパクつき、ズッズーッと紙パックのお茶をすする。 自分で参加しながらもこうした光景じ…

昼飯

某医学系の学会で宮崎、かつてシーガイアのホテル。 驚いたことに、昼飯はただで食えるのだという。いろいろスポンサーがいて、ランチョンセミナーなるものが開催され、そこではお弁当がただで食べられるのだとのこと。「閉経後女性のなんたらかんから」とい…

6分!

Keynote 2で学会報告用のスライドづくり。図はOmniGraffleでつくって貼り付けて、素人くさいアニメーションまでつけてみた。あまりにけばいので、初心者作とすぐに見透かされるだろう。 ま、せっせとやったおかげで、「当日会場で作成」という悪夢は避けられ…

Hacking 2003

"Indeterminancy in the past: On the recent discussion of chapter17 of Rewriting The Soul," in History of the Human Sciences, 16(2), pp. 117-124.遅まきながら、読んでみた。主にシャロックたちによる書評に対するリプライ。そこではハッキングが焦…

Rockets

派手さを欠いてて、とらえどころのない点で、やはりこの人もカナダ人である。さらに輪をかけるように、お手製のCDだと。http://www.daniellanois.com/21世紀こそ、カナダの世紀なのか?(Hacking1995:141)

An Indeterminancy in the Past

Wes Sharrock and Ivan Leudar 2002 "Indeterminancy in the past?" History of the Human Sciences, 15(3), pp. 95-115は、イアン・ハッキングによるRewriting the Soulの18章の中心的テーマである「過去の不確定性」に混乱を見出し、その由来を指摘してい…

sesam(swiss etiological study of adjustment and mental health)

swissinfoホームページによると、「スイス精神衛生および環境適応に関する病院研究」プロジェクトは、成人の精神疾患と環境不適応の原因調査に向けて、30000人(およびその両親や祖父母)を対象者に妊娠初期の胎児期から20歳までの期間にわたって、遺伝的・…

Hedwig Te Molder and Jonathan Potter (eds.) 2005

Conversation and Cognition(Cambridge U. P.)なるものが出ていることに、今頃になって気づく。 ちなみに目次を見てみると、たとえば第3章には、Jeff Coulter, "Language without mind"、第4章Anita Pomerantz, "Using Participants' Video Stimulated Comme…

いろいろ

会議@都道府県会館(永田町)。プレ・シークェンスについて少しばかり報告。基本的な論点は出せたと思う。あとは、これによりながらどれだけ多様な具体例を扱えるかが勝負だろう。また、「社会学的問題」(by リチャード・ ローティ)である、感覚についての…

「そう」

研究会後、午後はトランスクリプトを作成。そのなかで、「そう」の繰り返しが、頻出する。 ちなみに定延利之2002「「うん」と「そう」に意味はあるか」(同(編)『「うん」と「そう」の言語学』ひつじ書房, 75-112頁)によると、感動詞「そう」は大きく次の…

ジョルジュ・ペレック&ロベール・ボベール

『エリス島物語--移民たちの彷徨と希望』

小宮友根2005

「「価値判断」の分析可能性について--社会学における記述と批判」『年報社会学論集』18, 241-251. 読みながらいろいろ考えさせられた(著者からすると余計なことなのかもしれないが)。以下、的はずれかもしれないけど、それを記してみる。 社会学の記述は…

日本国語大辞典第二版編集委員会2001

『日本国語大辞典』第二版(小学館)第7巻614頁. (1)…………*露団々(1889)<幸田露伴>1「人種(ジンシュ)は猶太人にても、支那人にてもよろし」 (2)人を地位、職業、環境などによる生活習慣や気質の違いによって分けたもの。*破戒(1906)<島崎藤村>1・…

大槻文彦[1889]1931→2004

『言海』(筑摩文庫)617頁, 志"ん志ゆ(名)人種 ヒトダネ。人ノ種類、人ノ骨格、膚色、言語などの粗、一類ナルヲ、一大部トシテ、世界ノ人民ヲ若干ニ類別スル謂。「亜細亜ー」「欧羅巴ー」

Logic Pro

久しぶりに時間ができたので、logic Proのお勉強をする。いつもはGarage Bandで遊んでいた。それで満足だった。が、相棒が使っているLogic Proを傍目で見ていて、音には限界を感じていた。 なんて言うと使いこなしているように聞こえるが、ぜんぜんそんなこ…

Stocking, Jr. 1960

American Social Scientist and Race Theory: 1890-1915, Ph. D. Dissertation, University of Pennsylvania. ようやく読み終わる。まだ全体として飲み込めてないところもあって詳細を記すことはできない。が、概略としては、1950年代の社会科学における不可…

Stocking, Jr. 1960

読み続けるも、ようやく半分。ストッキングさんは、目下のところ、ダーウィン以降の複数起源論的思考の残存形態を詳述。 現段階で気になった点はつぎ。W. Z. リプリーにおいて、type概念が、一身体部位(頭部)の変異性についての頻度分布で把握されつつも、…

Ben Harper, 1995 "By My Side" & "One Road to Freedom,"

このところ、こればかり。最近の彼は歌がうまくなったようだけど……。 http://www.benharper.net/?page=music&sub_page=detail&id=6